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大学入試2022志願者動向「共通テスト大幅難化でも志願者増」(旺文社)31/03/2022

旺文社教育情報センターが、2022年 国公私立大入試 [学部別&日程別]志願者動向最新レポートを公表した。

共通テストの大幅難化に負けず、国公立大の志願者は前年比1%増となった。

 

レポートでは、国公立大一般選抜の地区別の確定志願状況と、私立大一般選抜の志願状況を分析している。国公立大学を見ると、志願者数は全体で約42万9千人と前年(2021年)の1%増。共通テストの平均点大幅ダウン(=難化)の逆風下でも「初志貫徹」の傾向が見られ、東京大学等の難関国立大の志願者が増えた。また、国立大後期は募集人員減(2%減)にも関わらず4%増。新型コロナウイルス感染拡大(以下、コロナ禍)に伴う、家計不安などによる国公立大志向の強まりから、最後まで粘る姿勢が見られた。

国公立大志願者状況

 

地区別結果では、中国・四国地区は地区全体で志願者2%減となった。岡山大が10%減だった他、山口大(19%減)・県立広島大(29%減)が前年の反動で大幅減に。一方で広島大は13%増。その他にも、2次復活の山陽小野田市立山口東京理科大(13%増)や、前年に志願者6割減の島根県立大(28%増)、さらに徳島大(26%増)・高知工科大(29%増)も大幅増となった。

 

私立大は、2月22日現在の主に2月入試の志願状況(集計数:198大学・約266万5千人)を見ると、志願者数は前年比1%増となった。前年の志願者14%減(本誌集計:547大学)による易化の反動が予想されたが、家計不安による併願数絞り込み、学校推薦型・総合型選抜の合格者増などから、志願者数がコロナ禍以前の水準に戻らない大学が多数を占めた。

私立大志願者状況

 

「2022年 国公私立大入試 [学部別&日程別]志願者動向最新レポート 【2022年4月】」(旺文社教育情報センター)