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卒業式マスクなし、保護者はマスク着用…文科省通知13/02/2023

新型コロナウイルス対策のマスク着用の考え方をめぐり、政府は2月10日付で新学期のマスク着用見直し案を策定し、4月1日から適用する方針を固めた。また、4月1日より前に実施される卒業式についても、教育的意義を考慮し、児童生徒等はマスクを着用せず出席することを基本にすることを決めた。これを受け文部科学省は、卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方について、各都道府県の教育委員会等に対し通知を出した。児童生徒と教職員は式典全体を通じてマスクなし、来賓や保護者等はマスク着用を基本として示している。

 

通知では児童生徒と教職員は、入退場、式辞・祝辞等、卒業証書授与、送辞・答辞の場面等、式典全体を通じてマスクなしを基本とする。一方、来賓や保護者等はマスクを着用するとともに、座席間に触れ合わない程度の距離を確保したうえで、参加人数の制限は不要とした。ただし、壇上で式辞や祝辞等を述べる場合は、来賓等も十分な身体的距離が確保できることから、マスクなしを許可。加えて、国歌・校歌等の斉唱等および複数の児童生徒による「呼びかけ」の際は、マスクの着用等、一定の感染症対策を講じるよう求めている。

 

マスクの着脱については、感染不安からマスクの着用を希望する者や健康上の理由によりマスクを着用できない者もいること等から強制はしない。また、児童生徒間でマスクの着用有無による差別・偏見等がないよう適切な指導を行うよう依頼した。

 

なお、卒業式以外の年度内における学校教育活動については、従来の衛生管理マニュアル等を踏まえたメリハリのあるマスクの着用をお願いするとともに、新学期以降のマスク着用方針に係る留意事項についてはあらためて通知を行うとしている。

 

「卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方について(通知)」(文部科学省)