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小学~高校の子ども、約7割が「上手な勉強のしかたがわからない」悩み13/04/2023

東京大学社会科学研究所と株式会社ベネッセコーポレーションは2015年から行っている「子どもの生活と学びに関する親子調査」の2022年結果を公開した。

 

本調査は、東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の共同研究プロジェクトによるもので、同一の親子約2万1,000組(小学1年生~高校3年生)を対象に実施。「子どもの生活と学び」の実態を明らかにするため、2015年以降8年間にわたり複数の調査(各年7~9月)を行い、12学年の親子の意識・行動の変化を継続的に追跡している。

 

調査結果によると、「上手な勉強のしかたがわからない」に対して「とてもあてはまる」「まあまああてはまる」と答えた子どもが2019年から2022年にかけて増加し、全体で約7割に達していることがわかった。

 

上手な勉強のしかたがわからない約7割の子どもが回答

 

学習方法の理解は「学習意欲」と正の相関があり、理解が進むと意欲も高まることがわかっている。今回の分析でも、学習方法の理解は、学習意欲や成績と関連がみられ、学習意欲を示す指標や学習時間よりも、成績との相関が高い傾向にあった。ただし、「学習時間」と「成績」の関連は、小4~6生でもっとも強く、学年が低いうちは、学習習慣の定着も成績に一定の効果があることがわかった。

 

学習方法・学習意欲・学習時間・成績の関連

 

調査では、この他にも学習方法の理解と学習意欲の変化について2か年の変化の関連などをみている。

今回の調査結果をまとめた「速報版(レポート)」は、ベネッセ教育総合研究所のWebサイトからダウンロードすることができる。

 

「子どもの生活と学びに関する親子調査2022」(ベネッセ教育総合研究所)