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大学のSDGs貢献度を測定「インパクトランキング2022」北海道大学が総合10位02/05/2022

イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE:ティー・エイチ・イー)」は4月28日、「THEインパクトランキング2022」を発表した。これは大学の社会貢献の取り組みを国連のSDGsの枠組みを使って可視化するランキングで、今回で4回目。110の国や地域から過去最多の1524校が参加し、北海道大学が総合ランキングで10位となった。総合ランキングで国内の大学がトップ10入りするのは今回が初めて。

 

「THEインパクトランキング」は、大学がもたらす社会的・経済的インパクトの尺度を国連のSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)が掲げる17の目標(ゴール)に合わせて設定。サステナビリティに対する大学の貢献度をランク付けする。大学は自学の強みに合った目標を選んでエントリー可能。総合ランキングに参加する場合は「SDG17(実施手段)」が必須項目で、これに加えて3つ以上のSDGについてデータを提出し、「SDG17」以外でスコアの高い3つがランキングに反映される。SDG別のランキングもあり、こちらに参加する場合は自学が強みとする分野のSDGを1つ以上選びデータを提出する。

 

日本からの参加は世界で2番目に多い84校で、そのうち76校が総合ランキングにランクインした。総合ランキングでは北海道大学が10位、京都大学が19位タイだった。過去3回における日本勢の最上位は2020年の北海道大学の76位。2021年は両大学とも101-200位で、今回のそろってのトップ20入りは大躍進と言える。

北海道大学はSDG2「飢餓をゼロに」で1位、SDG14「海の豊かさを守ろう」で17位、SDG15「陸の豊かさも守ろう」で18位、SDG17「パートナーシップで目標を達成しよう」で12位、京都大学はSDG2「飢餓をゼロに」で3位、SDG9「産業と技術革新の基盤をつくろう」で16位、SDG14「海の豊かさを守ろう」で15位を獲得した。

THEインパクトランキング2022

 

「『THEインパクトランキング2022』で北海道大学が総合ランキング10位」(THE世界大学ランキング 日本版)