お知らせ What’s New
約9割の高校生が制服の選択制を支持、6割弱の高校が制服選択制を実施31/05/2022
スマホ専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は2022年5月26日、全国の高校生を対象とした制服選択制についての調査結果を公表した。約9割が「いいと思う」と回答し、回答者の高校のうち6割弱が実際に制服選択制を実施していた。
調査は、全国の高校1~3年生を対象に、4月15日~17日にLINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査で実施した。有効回収数は1,000サンプル。
まず高校で制服選択制を実施しているか尋ねたところ、「実施している」と回答した高校生は57%で、「実施していないが、今後する予定」を含めると60%となった。
次に、制服を選択制にすることについてどう思うかを聞いたところ、全体では「とてもいいと思う」が6割弱、「いいと思う」が3割弱となり、合わせると9割近くが「いいと思う」と回答した。男女別にみると、女子高生では9割強、男子高生では8割強が「いいと思う」と回答。どちらも高い割合だが、特に女子高生で高くなっている。
制服の選択制について「いいと思う」理由には「男らしさ、女らしさというものに縛られなくて自由でいい」、「冬は寒いからズボンをはくという女の子もいる」「性の区別などによってつらい思いをする人が減るのであれば、実施する意味はあると思う」などがあった。
一方で、制服選択制について「どちらともいえない」と回答した理由には、「うちの学校は選択式だが、女子でほとんどスラックスの人なんていない。みんなスカートだから自分だけがスラックスという状況はかなり気まずく、結局周りと合わせるためにスカートにするから」、「個人の自由は尊重されるが、面倒くささを感じる人もいると思う」などがあった。
調査結果ではこの他にも、「ふだんの生活のなかで、「多様性」について考えることがある?」や「多様性」について考えるきっかけになっているものは?」という質問に対する回答についてもまとめている。