MENU

お知らせ What’s New

コロナ渦で3人に1人は体重増加、10代では2人に1人の割合で体重が増減01/06/2022

健康総合企業の株式会社タニタは、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響で健康に対する意識が変化する中、「生活習慣の変化とダイエットに関する調査2022」を実施。コロナ禍による外出自粛やテレワークの浸透で自宅で過ごす時間が長くなり、身体活動量の減少や間食の増加などにより、3人に1人の割合で体重が増加していることが明らかになった。本調査は、全国の15歳から69歳の男女1000人を対象に、2022年3月25-27日の3日間、インターネットリサーチにより実施した。

 

コロナ渦によって体重が変化したか?

 

調査結果によると、コロナ渦によって体重が「増えた」と答えたのは33.7%、「減った」は10.6%で、体重に変化があった人の割合は合計で44.3%。体重に変化があった人について体重の増減をみると、体重が増えた人では「1~2kg増えた」が47.5%、「3~4kg増えた」が35.6%となり、増加体重の平均は3.4kgだった。一方で、体重が減った人では「1~2kg減った」が50.0%、「3~4kg減った」が29.2%となり、減少体重の平均は3.5kgだった。

 

コロナ渦による体重の増減、平均値

 

コロナ渦による生活習慣の変化として、「通勤・通学での外出の機会が減った(30.6%)」、「レジャーでの外出機会が減った(66.5%)」、「スポーツ・運動する量が減った(32.6%)」など、身体的活動量の減少が体重の増加に大きくかかわっていると考えられる。また、「体重増加」「変わらない」「体重減少」のグループに分けて生活習慣の変化を見てみると、「体重減少」のグループは「体重増加」グループよりも、スポーツ・運動する量および食事の回数が減っていると答えた割合が高かった。スポーツ・運動量の減少に伴う筋肉量の減少や食生活の乱れによって体重が減る“不健康な体重の減り方”をしている人がいるのではないかと推察できる。

 

身体活動の変化、食生活の変化

 

10代については、「通勤通学での外出機会の減少(42.8%)」、「スポーツ・運動する量の減少(40.4%)」がほかの世代に比べて高くなっている。その他にも、「就寝時間が遅くなった(43.4%)」「すっきり起きる回数が減った(30.1%)」「バランスの良い食事を摂る機会が減った(19.9%)」などの項目で、他の世代に比べて高かった。10代では「体重が増えた(35.5%)」「体重が減った(13.3%)」と、およそ2人に1人に体重の増減が見られたが、これは他の世代に比べて高く、生活習慣の顕著な変化とあわせて健康面への影響が懸念される結果となった。

 

調査結果にはこの他にも、健康管理をどのような測定器・アプリで行っているか、ダイエットの必要性を感じる機会があったか、などについてもまとめている。

 

詳しい調査結果は、株式会社タニタのWebサイトで確認できる。

 

「生活習慣の変化とダイエットに関する調査2022」(株式会社タニタ