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「THEインパクトランキング2023」国内トップは北海道大学の22位06/06/2023
イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」は6月1日、「THEインパクトランキング2023」を発表た。このランキングは、大学の社会貢献の取り組みを国連のSDGsの枠組みを使って可視化したもので、今回で5回目。総合ランキング日本トップは北海道大学の22位、2位は京都大学の49位だった。
「THEインパクトランキング」では、研究、管理責任、アウトリーチ、教育の4分野にわたる大学の取組みを評価する。5回目となる今回は、115の国・地域から過去最多の1,705校が参加。ランキングの安定性を保つため、今回より総合ランキングのスコアは過去2年間の平均値としている。
総合ランキング1位は前年と同じ「Western Sydney University(オーストラリア)」。2位は「University of Manchester(イギリス)」、3位「Queen’s University(カナダ)、4位「Universiti Sains Malaysia(マレーシア)」、5位「University of Tasmania(オーストラリア)」と続いた。トップ100へのランキング校数はイギリスが26校で最多となった。
日本は、国・地域別で2番目に多い91校が参加し、このうち、78校が総合ランキングにランクイン(世界第3位の校数)した。国内トップは「北海道大学」22位(前年10位)で、2位は「京都大学」49位タイ(同19位タイ)。ほとんどが順位変動なし、または下降している中、「大阪大学」は前年の201–300位から101–200位に、「名古屋市立大学」は前年の301–400位から201–300位に、それぞれ上昇。また、「大阪公立大学」は、統合前の大阪府立大学が前年301–400位、大阪市立大学が同801–1000位から、今回201–300位にまで上昇した。
SDG別ランキングでは6つの項目でトップ20入りを果たした。最高位は名古屋市立大学のSDG3(すべての人に健康と福祉を)で7位タイ。九州大学は3つのSDGで国内最高位となり、総合ランキング日本最高位の北海道大学をはじめ茨城大学、東北大学、筑波大学は2つのSDGで最高位となった。