一般財団法人LINEみらい財団（以下、LINEみらい財団）は教育現場において情報モラル教育の実施時間捻出が課題となっていることを受け、効率的・効果的な情報モラル教育を支援するための年間指導計画例「GIGAワークブック 指導計画サポートブック2023年度版」を作成し、2023年6月16日、無償提供を開始した。

LINEみらい財団では、GIGAスクール構想の中でもより重要となっている「情報モラル」と「情報活用」の育成や向上を図るため、活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」を提供している。

今回、新たに提供を開始した「GIGAワークブック 指導計画サポートブック2023年度版」は、「GIGAワークブック」を用いた情報モラル教育の「年間指導計画例」を、小学校1年生から中学校3年生まで学年ごとにまとめた資料。「総合」や「学活」などの時間だけでなく、「国語」「理科」「美術」など各教科の授業内でも情報モラル教育を無理なく取り入れ、継続して実施できるよう設計している。

LINEみらい財団が2023年3月から4月にかけて、全国の小・中・高等学校の教員と保護者を対象に実施した調査によると、情報モラル教育の実施時間が足りていないと感じる教員が4割以上いる一方、実施時間を増やすことが難しいという回答が半数に近いという結果に。そのような学校においても、「GIGAワークブック」と 「GIGAワークブック 指導計画サポートブック2023年度版」を活用することで、効率的・効果的に情報モラル教育を取り入れることが可能になるという。

LINEみらい財団は、今後も教育現場や社会の変化に応じた情報モラル教育などに取り組み、子供たちがデジタル社会で生きる力を養うことを支援していくとしている。

「『GIGAワークブック指導計画サポートブック2023年度版』を提供開始」（LINEみらい財団）