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コロナ渦で日本人留学生の数は大きく減少も、オンライン留学が定着27/06/2022

一般社団法人海外留学協議会(JACOS)の調べによると、2021年の年間留学生数(オンライン留学含む)は15,083人であること、オンライン留学数が現地に渡航する従来型の留学(オフライン留学)数を大きく上回っていたことが明らかになった。今回の調査は、留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙を目的とし、2022年2月にJAOS会員である留学事業者42社を対象に実施したもの。統計調査対象期間は2021年1月1日~12月31日。

 

調査結果によると、海外の教育機関の授業を日本で受講するオンライン留学に参加した日本人留学生数が8,974人に対し、海外渡航型のオフライン留学数が6,109人と、オンライン留学数が従来型オフライン留学数を大きく上回った。コロナ渦でも留学をあきらめず、オンラインを利用して留学体験をした学生が多かった。また、アメリカ、カナダ、イギリス、マルタなどWithコロナ政策を進め、留学生の受け入れを行っている国へオフライン留学する日本人学生も一定数いたことがわかった。

 

2021年海外留学者数(留学目的別)

 

オンライン留学の留学先を国別にみると、フィリピン発のプログラムを利用した日本人学生数が全体の約半数にあたる47.6%で、2番目に多かった中国の13.3%を大きく上回った。これは、他の国のオンライン留学プログラムに対して、時差関係やプログラム費用などの点で優位性があったと思われる。

オフライン留学先として一番留学生数が多かったのは、アメリカで全体の35.9%だった。アメリカは日本人留学生の海外大学進学先として常に一番人気のある国。2番目に日本人留学生が多かった国は、コロナ渦でも早くから留学生受け入れを開始したカナダで、29.5%だった。

 

2021年海外留学オンライン留学(国別)2021年海外留学オフライン留学(国別)

 

「一般社団法人海外留学協議会(JACOS)による日本人留学生数調査2021」(一般社団法人海外留学協議会)