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定員割れの私立大学、過去最多47.5%13/09/2022

日本私立学校振興・共済事業団は2022年9月9日、2022年度(令和4年度)私立大学・短期大学等入学志願動向を公表した。私立大学・短期大学等入学志願動向は、日本私立学校振興・共済事業団が2022年度に実施した「学校法人基礎調査」から、入学定員、志願者数、入学者数等を集計し、入学定員充足率や志願倍率等の動向を規模別、地域別、学部系統別にまとめたもの。調査基準日は2022年5月1日、集計学校数は大学598校、短期大学279校、大学院482校。

 

2022年度の私立大学の入学志願動向は、志願者数と受験者数が前年度(2021年度)と比べて減少したが、入学定員と合格者数、入学者数は増加した。入学者数は、前年度比7,991人増の50万2,199人だった。

入学定員充足率は、前年度より1.03ポイント増の100.84%。前年度は、1989年(平成元年度)の調査開始以降初めて100%を下回ったが、2022年度は100%超の水準に戻った。

定員割れ(入学定員充足率100%未満)の大学は、前年度より7校増の284校。大学全体に占める未充足校の割合は、前年度より1.1ポイント上昇して47.5%となり、調査開始以降もっとも多くなった。

 

 

大学の規模別にみると、入学定員充足率が上昇した区分は、入学定員が「1,500人以上3,000人未満」「3,000人以上」の2区分のみ。定員充足率が100%を超えたのは「800人以上」の4つの区分のみとなった。一方、「100人未満」は82.18%、「100人以上200人未満」は89.64%と、小規模校ほど入学定員充足率は低く、前年度より拡大傾向にあった。

 

報告書ではこの他にも、地域別やガキ部系統別の入学定員充足率などについて、詳しく掲載している。

 

「令和4年度私立大学・短期大学等入学志願動向」(日本私立学校振興・共済事業団)