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親世代が取組みが必要だと感じる課題、最多は「教育格差」25/10/2023

e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所は、2023年10月18日、「子どもの権利と子どもを取り巻く課題についての調査」の結果を発表した。この調査は、2023年9月5日から26日にかけて、全国の子供をもつ親および親族に子供がいる人を対象に紙面で実施。有効回答数は380人だった。

 

調査ではまず、「世界子どもの日」について知っているか質問。「内容まで知っている」と回答した親はわずか0.5%で、「知らない」が約6割という結果となった。また、「現代の日本は子供が権利を守られながら、健康に成長するための環境が整っていると思うか」と聞いたところ、約8割が「あまり思わない」「思わない」と回答。この結果から、日本で子供の権利の認知度は低くとどまっており、子供が成長する環境が十分に整ってないと感じる親が多いことがうかがえる。

 

世界子どもの日について知っていますか?

子どもが権利を守られながら、健康に成長するための環境が整っていると思いますか?

 

次に、「日本における子供を取り巻く課題の中で、特に取組みを強化してほしい課題」について尋ねたところ、最多は「教育格差」で、「子どもの貧困」「いじめ問題」と続き、それぞれ半数以上の回答が集まった。さらに、「虐待」「SNS利用を通じた犯罪」「不登校問題」もそれぞれ4割程度あり、どの課題に対しても親が深刻に受け止めており、取組みが必要だと感じていることがわかる。

 

日本における子どもを取り巻く課題において、特に何の取組みを教科してほしいですか

 

一方、「こども家庭庁の発足が、子供を取り巻く課題の解決に通じる」と期待する親は約3割にとどまる結果となった。子供の健やかな成長のために、特に家庭で意識して実施するべきだと思うことは、「子供から悩み相談を気軽にできるような環境をつくる」がもっとも多く、ついで「子供の意見を尊重し、自主的な行動を促す」となった。

 

子ども家庭庁の発足が、子どもを取り巻く課題の解決に通じると期待していますか

子どもの健やかな成長のために、特に過程で意識して実施するべきだと思うことはどれですか

 

子供にとって必要な能力について尋ねたところ、最多は「コミュニケーション能力」で約9割にのぼった。また、21世紀型スキルや非認知能力を身に付ける方法は、1位「オンライン教材」、2位「家庭で取り入れられる教材」、3位「学校の授業」の順となった。

 

子どもにとって必要な能力はどれだと思いますか

21世紀型スキルや非認知能力は、どんな方法で身につけてほしいですか