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浪人生、予備校の年間費用「70万円以上150万円未満」3割29/11/2023
じゅけラボ予備校は2023年11月24日、大学受験の予備校や塾の費用に関する実態調査の結果を公表した。「浪人生の塾・予備校費用に関するアンケート」は、事前調査で「浪人経験があり、塾・予備校に通っている(通っていた)」と回答した男女19歳~26歳を対象にインターネットで実施。調査期間は2023年9月26日から28日、有効回答数は298人。
アンケート結果によると、予備校・塾の月額に「3万円以上5万円未満」かかっている浪人生・浪人経験者が最も多く、全体の18.8%を占めた。「3万円以上7万円未満」に約3割が集中しており、多くの予備校や塾の平均的な月謝がこの価格帯で、浪人生たちもこの金額を基準に教育サービスを探す可能性が考えられる。
一方、約3割が「わからない」と回答。実際に教育費の支払いを行っているのは保護者である場合も多く、その詳細を本人が把握していない可能性を示している。
年間の塾・予備校費用は「70万円以上100万円未満」という浪人生・浪人経験者が17.8%で最多、ついで「100万円以上150万円未満」15.4%となった。年間「70万円以上150万円未満」に約3割が集中する結果となった。
次に、浪人生・浪人経験者本人の教育費に対する満足度を調査した結果、「非常に満足」は17.7%、「満足」が46.8%で合計すると64.5%が教育費に対して満足していることがわかった。一方で、「普通」と感じる浪人生は23.4%。さらに、「不満」が9.7%、「非常に不満」が2.4%と合計12.1%の浪人生が現在の教育費に対して不満を感じていることが明らかになった。
浪人生・浪人経験者本人に、自らが考える予備校や塾の適正な月額費用を尋ねたところ、「3万円以上5万円未満」が34.1%で最多となった。実際にかかっている月謝も「3万円以上5万円未満」が最多となっており、浪人生・浪人経験者が考える適正な価格帯とのギャップが少なく、塾・予備校の月謝の価格設定は適正であると言える。
最後に、浪人生・浪人経験者本人に自らが考える1年間の予備校や塾の適正な費用について聞いたところ、「30万円以上50万円未満」が23.9%で最多となった。ついで「70万円以上100万円未満」が20.5%、「50万円以上70万円未満」が14.8%となっており、浪人生・浪人経験者の約3割が、塾・予備校の年間の費用は50万円未満が適正であると感じているようだ。