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世界で人気の言語「日本語」5位…国内Z世代には「韓国語」人気08/12/2023
無料語学アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo,Inc.は2023年12月6日、語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」および「日本国内における語学学習に関する調査」の結果を公表した。
Duolingoは、世界で人気のある無料語学アプリ。科学的に証明されたひとくちサイズのレッスンで、英語、中国語、スペイン語、フランス語など42言語、合計100種類以上のコースを提供している。日本版では、英語、中国語、韓国語、フランス語の4か国語が学べる。
年次レポート「Duolingo Language Report 2023」では、世界5億人を超えるDuolingoのユーザーデータに基づき、語学学習の動向を調査した。2022年10月1日から2023年9月30日までの間に、Duolingoで言語を学習した学習者の情報が含まれる。
「世界でもっとも人気のある言語ランキング」では、1位「英語」、2位「スペイン語」、3位「フランス語」、4位「ドイツ語」に続き、5位に「日本語」がランクインした。日本語は2022年にも5位に入っており、根強い日本文化への関心の高さがうかがえる結果となった。
「もっとも学習熱心な国」は、1位「ベラルーシ」、2位「日本」、3位「ハンガリー」、4位「ロシア」、5位「ウクライナ」となった。2022年1位の日本は2位に後退した。そして、チェコがランキング外になり、ウクライナが5位にランクインした。
Z世代は個人的な理由(文化や家族など)語学を勉強することが多く、その結果、あまり学習されていない言語への関心が高まっている。実際にウクライナ語を学ぶ人の半数以上がZ世代であり、アジア言語人気の成長も若い学習者が牽引し、日本語学習者の86%が30歳未満となっている。
年次調査「日本国内における語学学習に関する調査 」では、Duolingoのユーザーに限らない、日本語を母国語とする15歳から59歳の男女4,700名に対してインターネット調査を実施。調査期間は、2023年11月10日から11月15日。各都道府県100名の回答を収集し、都道府県ごとの傾向も明らかにした。
「英語力に自信がある都道府県トップ5」は、1位「東京都」20.0%、2位「神奈川県」19.0%、3位「京都府」「大阪府」15.0% 、5位「福島県」「栃木県」「鹿児島県」14.0%。全体では、自信が「ある」「どちらかといえばある」のいずれかを回答した人は10.7%と、非常に低い数字となった。
「義務教育などでの学習を除く、自発的な語学学習を行っているか」という質問では、15.6%が「はい」と回答。そのうち38.6%が10代、23.0%が20代で、60%以上を若年層が占める結果となった。
「自主的に語学学習を行っている都道府県トップ5」では、1位「福岡県」26.0%、2位「神奈川県」23.0%、3位「千葉県」22.0%、4位「福島県」「大阪府」21.0%となった。
「日本で学習されている言語トップ5」は、1位「英語」84.1%、2位「韓国語」25.0%、3位「中国語」12.5%、4位「フランス語」6.0%となった。1位の英語は8割以上と、どの世代にも人気があった。一方、2位の韓国語は、30代以降で各年代10~15%だが、20代は26%、10代は37%が韓国語を学習しており「推しの言葉を理解したい」などZ世代に人気があることがわかった。