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SSH中間評価、洛北(京都)と小松高(石川)が高評価…文科省05/02/2024

部科学省は2024年1月30日、2023年度に対象となるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校25校の中間評価を発表した。6段階中、もっとも高い評価は該当校なし、石川県立小松高校と京都府立洛北高校・附属中学校が2番目に高い評価を得た。

文部科学省は、2002年度より将来の国際的な科学技術系人材の育成を図るため、科学技術、理科・数学教育に関する研究開発を行う高等学校などを「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定している。SSH中間評価では、事業の効果的な実施を図ることを目的に、指定3年目(先導的改革型2年目)の学校を対象に、研究開発の進捗状況などを6段階で評価し、各校が研究開発などの内容を見直す機会としている。

2023年度に対象となる指定校は25校(開発型・実践型20校、先導的改革型5校)。このうち、6段階でもっとも高い「優れた取組状況」と評価された学校はなかった。次点の評価は、石川県立小松高校と、京都府立洛北高校・附属中学校の2校。これまでの努力を継続することによって、研究開発の狙いの達成が可能と評価された。

さらに、山形県立酒田東高校、群馬県立高崎高校、東京都立科学技術高校、東京都立富士高校・附属中学校、神奈川県立横須賀高校、滋賀県立膳所高校、鳥取県立鳥取西高校、大分県立日田高校、山梨県立甲府南高校、熊本県立第二高校の10校は、これまでの努力を継続することによって、研究開発の狙いの達成がおおむね可能と判断されるものの、あわせて取組改善の努力も求められると評価された。

今回の結果をみると、一定程度以上の高評価を得た学校が48%(12校)あった一方、一層の改善努力が求められる学校が52%(13校)認められた。なお、このままでは研究開発のねらいを達成することが難しいと思われる学校や、今後の努力を待っても研究開発のねらいの達成が困難であると思われる学校はなかった。

◆2023年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)中間評価
【優れた取組状況であり、研究開発のねらいの達成が見込まれ、更なる発展が期待される】0校
・該当校なし
【これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される】2校
・石川県立小松高等学校
・京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校
【これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成がおおむね可能と判断されるものの、あわせて取組改善の努力も求められる】10校
・山形県立酒田東高等学校
・群馬県立高崎高等学校
・東京都立科学技術高等学校
・東京都立富士高等学校・附属中学校
・神奈川県立横須賀高等学校
・滋賀県立膳所高等学校
・鳥取県立鳥取西高等学校
・大分県立日田高等学校
・山梨県立甲府南高等学校
・熊本県立第二高等学校
【研究開発のねらいを達成するには、助言などを考慮し、一層努力することが必要と判断される】13校
・北海道旭川西高等学校
・福島県立会津学鳳高等学校・中学校
・千葉県立長生高等学校
・長野県飯山高等学校
・愛知県立刈谷高等学校
・学校法人名城大学 名城大学附属高等学校
・三重県立松阪高等学校
・兵庫県立尼崎小田高等学校
・奈良県立青翔高等学校・青翔中学校
・学校法人ノートルダム清心学園清心中学校清心女子高等学校
・熊本県立鹿本高等学校
・石川県立七尾高等学校
・大阪府立天王寺高等学校
【このままでは研究開発のねらいを達成することは難しいと思われるので、助言などに留意し、当初計画の変更などの対応が必要と判断される】0校
・該当校なし
【現在までの進捗状況などに鑑み、今後の努力を待っても研究開発のねらいの達成は困難であり、スーパーサイエンスハイスクールの趣旨および事業目的に反し、または沿わないと思われるので、経費の大幅な減額または指定の解除が適当と判断される】0校
・該当校なし

 

SSH中間報告総合評価(6段階)

 

「スーパーサイエンスハイスクールの中間評価(2023年度実施)」(文部科学省)