学習塾「武田塾」を展開する株式会社A.verは2024年3月7日、第一志望に合格した大学生を対象とした「高校2年生の大学受験に関する意識調査」の結果を公表した。

調査は、第一志望に合格した国公立・私立大学生112名を対象に実施。調査方法は、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査で実施。調査期間は、2024年2月22日～2月23日。

調査結果によると、「受験時に『3年生0学期』という単語を知っていたか」という質問に、「はい」と回答したのが69.6%、「いいえ」と回答したのが30.4%で、約7割の学生が受験時に知っていたした。

「はい」と回答した人に、「いつごろ『3年生0学期』を知ったか」を尋ねた設問では、「高校2年生以前」32.1%、「高校2年生秋（9～11月）」15.4%、「高校2年生夏休み（7～8月）」14.1%とつづいた。

また「受験時に『3年生0学期』を意識して受験勉強を開始したか」については、「はい」が64.2%、「いいえ」が35.9%となった。

「3年生0学期」を意識して受験勉強を始めることで感じたメリットについては、「勉強計画に余裕ができる」が74.0%、「比較的早いうちに周りと差をつけることができる」が50.0%、「基礎を固める十分な時間が確保できる」が40.0%だった。

「3年生0学期に入ってからの学習時間は1日どのくらいだったか」については、「3～4時間」が最も多い40.0%、次いで「1～2時間」が26.0%、「6時間以上」が12.0%という結果となった。

今回の調査から、第一志望に合格した学生の多くが「3年生0学期」を意識して受験勉強に励んでいたことがわかった。高校2年生の3学期を「3年生0学期」として早くから受験勉強を開始した学生は、時間的にも余裕が生まれ、気持ちにもゆとりができたという。大学受験で後悔しないためには、第一志望に合格した先輩学生に倣い「3年生0学期」を意識した早めの対策が重要だとしている。