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小中学生が過去最少、大学生は過去最多…学校基本調査02/09/2024

文部科学省は2024年8月28日、2024年度(令和6年度)学校基本調査の速報値を公表した。在学者数は、小学校が594万1,729人、中学校が314万1,166人で、過去最少を更新した。一方、幼保連携型認定こども園、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校、大学は過去最多となった。

 

学校基本調査は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにするため、文部科学省が1948年より毎年実施している。2024年度は、2024年5月1日現在の学校数や学級数、学校種ごとの在学者数・教職員数を調査した。調査対象は、幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会。

 

在学者数は、小学校が594万1,729人(前年度比10万7,956人減)、中学校が314万1,166人(前年度比3万6,342人減)で、いずれも過去最少を更新。幼保連携型認定こども園は86万2,159人(前年度比1万8,879人増)、義務教育学校は7万9,812人(前年度比3,767人増)、中等教育学校は3万4,514人(前年度比697人増)、特別支援学校は15万5,140人(前年度比3,778増)で、それぞれ過去最多となった。幼稚園は75万7,880人(前年度比8万3,944人減)、高等学校は290万6,981人(前年度比1万1,520人減)だった。

大学全体の在学者数は、295万38人(前年度比4,439人増)で過去最多。このうち、学部は262万8,539人(前年度比4,236人減)、大学院は27万1,653人(前年度比5,676人増)。大学学部の女子学生は、120万5,652人(前年度比1,346人増)で過去最多。学部学生に占める女子学生の割合は、過去最高の45.9%(前年度比0.2ポイント増)となった。

そのほかの学生数は、短期大学が7万8,295人(前年度比8,394人減)、高等専門学校が5万6,342人(前年度比234人減)、専門学校が55万8,243人(前年度比2,901人増)だった。

 

令和6年学校基本調査_各学校段階ごとの在学者数推移

 

教員全体に占める女性の割合は、中学校44.8%(前年度比0.2ポイント増)、高等学校33.8%(前年度比0.4ポイント増)、特別支援学校62.9%(前年度比0.1ポイント増)、大学27.8%(前年度比0.6ポイント増)で過去最高を記録。大学全体の女性の教員数は、5万3,441人(前年度比1,170人増)で過去最多となった。

このほかの教員全体に占める女性の割合は、幼稚園93.4%(前年度と同じ)、幼保連携型認定こども園94.7%(前年度と同じ)、小学校62.6%(前年度と同じ)、義務教育学校53.9%(前年度比0.3ポイント減)、中等教育学校35.1%(前年度比0.6ポイント減)、短期大学53.9%(前年度比0.2ポイント増)、高等専門学校12.6%(前年度比0.1ポイント増)、専門学校53.6%(前年度比0.1ポイント増)。

 

なお、愛媛県は県内の学校(大学、短期大学及び高等専門学校を除く。)について、一部の主要な項目をとりまとめたものを同じく速報値として発表している。

 

「令和6年度 学校基本調査(速報)の公表について」(文部科学省)

 

「令和6年度 学校基本調査結果(速報)について」(愛媛県)