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【大学入学共通テスト2023】志願者は5年連続で減少14/12/2022

旺文社教育情報センターは2022年12月9日、2023年大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の志願者数について、5年連続で減少していることをWebサイトに掲載した。高3生そのものの数が減少していることが原因だとしている。今回、旺文社教育情報センターがWebサイトに掲載した情報は、大学入試センターが12月6日に発表した2023年共通テストの確定志願者数から、志願者の状況についてわかりやすくまとめたもの。

 

2023年共通テスト全体の志願者数は前年より1万7,786人減少した約51.3万人。5年連続の減少となった。旺文社教育情報センターは、今回志願者数が減少した主要因は、“現役生の自然減”とみている。確かに、現役志願率は45.1%で、過去最高だった前年とほぼ同率である。志願率が同じなのに志願者数が減ったのは、高3生の数そのものが減ったからと推察できる。文科省の「学校基本調査(速報)」から算出すると、2022年の高3生数は、前年と比べ2.7万人少ない計算になり、これがそのまま共通テスト志願者数に影響したものと考えられる。

 

共通テスト志願者数&現役志願率の推移

 

今回の志願者数51.3万人は、センター試験が導入され4年目の1993年とほぼ同数。ただし、1993年は現役志願率はわずか18.4%だった(2023年は45.1%)。センター試験を利用する私立大の割合も1993年は14.4%で(2023年は89.7%)センター試験の利用が拡大していくのはこれからといった勢いがあった時代である。今後も現役生数の減少はもとより、総合型・推薦型の志願者の増加などにより、共通テストの志願者減少は進んでいくのではないかという見通しである。

 

尚、愛媛県の志願者数は5,590人で前年度より361人の減少となっている。

 

「共通テスト志願者は5年連続減の51.3万人!」(旺文社教育情報センター)

 

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